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月の綺麗な夜に

第4章 満月と月と星

その瞬間。


フッと流星の吐息が頬に当たって思わずドキッと心が跳ねる。



そぉーっと横目で流星をチラリ。



「~~~っっ!!!」



ち‥・近いっっ!!!

ほっぺ‥当たっちゃいそうじゃんっ!!

近過ぎだろっ!!



突然の距離感にアップアップ状態。


完全テンパり気味の私。




「でね、この星がベガ。そこからこっちの直線に伸びた場所で明るく輝いてる星が‥・」



全くもって平常心のまま、ひたすら星について語る流星。



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