占いの館【YES∞NO】
第8章 辛口チョコレート
くちゅくちゅと音を立てながらディープなキスは続く…
俺は…アダムの河野を攻め立てる姿に…芸術的美しさが見えた…
「…イブ…スケッチブックはあるか?
今のアダムから…何か…デザインのヒントが…あるかも…」
『そうね…チョコ塗れのアダム…綺麗だもの…解る気がするわ…
女の私を差し置いて…少し…嫉妬しちゃう…』
イブは笑いながら…俺にスケッチブックと鉛筆を渡してくれた…
『…ごゆっくり…』
イブは奥に消えた…
「はぅ…あっ…ん…ちゅ」
くちゅくちゅ…ぬちゅ…
舌を絡ませ…時折頬のチョコを舐めるアダム…
縛られ…身動きの出来ない…受け身の河野…
ゾクゾクする二人の愛撫…
俺は、一心不乱にスケッチし続ける!!!
あんなにも、落ち込み…アイディアが浮かばなかったのに…
今は…鉛筆が面白いくらいなめらかに動く…
キスをしながら…徐々に服を脱ぐアダムの…動作も…
チラリと見えた胸も…
俺には…すべて…芸術作品に見えた…
そして…興奮もしていた…