占いの館【YES∞NO】
第5章 快感無知彼女
「志穂…裕司は君に…快楽を与えてくれたのかい?」
アダムの声に…ピクンと反応してしまう
耳元で甘く囁くアダムの声は…
裕司を罵るイブと同じ声質なのに…優しく私を包む…
『…快楽…なんて…知らない』
「じぁ…僕が…志穂の体に…教えてあげるよ…」
カプ…ペチョ…
『んっあああ…』
耳をかじられ…アマガミのまま耳を舐められた
ペチュ…クチュ…
『あっ…アダム…』
耳元で繰り広げられる舌の動きと唾液のピチャピチャの音は…
首の後ろがゾクゾクっとする…何とも言えないむずがゆさを誘う…
その間…アダムの指は私の指と絡み合い…
お互いを確かめるように…
求めるように…
拒むように…
ゆっくり絡み合いながら…
…距離を縮めていく…