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赤い糸

第5章 幸せ








「荘太…もっと…
もっとたくさん触って?」
愛おしくてたまらなかった。
荘太だけ感じていたかった。
荘太の指が穴の中に入ってくる。
「あっ…ふっ…はぁはぁ…
んあっ…」
たまらなく声がおおきくなる。
すると…
ちゅ…ちゅぱ…
荘太の口が私の口を塞ぐ。
「皐月?
ちょっと静かに。
お母さん隣にいるんだよ?」
その言葉に、そうだったと焦った。
壁一枚挟んだ向こうに、荘太のお母さんがいるんだった。







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