無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

やだっ
行かないでっ


はぁ、また同じ夢
「…荘太？」

「んぁ？」
隣にいる訳じゃない。
荘太の声はケータイから聞こえる。
最近いつもこんな感じだ。
夜中まで電話してて、そのまま繋いだまま寝てる。
お互いさみしくてなかなか切れない。
でも、朝一で荘太の声が聞けて安心した。
最近ずっと荘太が遠くに行く夢を見る。
だから、荘太？って呼びかけて反応してくれるとホッとする。