テキストサイズ

会議室から恋。~健人~

第3章 3

うん。

無理なんだよね。

この生産数で、あの品質の悪い名古屋に渡すわけにいかない。

それは、わかってるよ。

「名古屋の音響なら、何とかなるんじゃないですか?」

「何とかなるんじゃなくて、何とかしてもらわんと困るんやけどな」

そりゃそうか。

全部つぶすつもりが、あそこだけ残すんだから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ