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「ただいま。有紗？」

真っ暗な部屋に、電気をつける。

いつもの癖で、テレビをつける。

「おかえりなさい。仕事してたの？」

「ん。机、書類の山だった」

「ふふ。一週間も休んだもんね。きっと、あたしも明日同じことになってるだろうなぁ」

風呂に入ったようで、髪の毛は濡れていた。