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会議室から恋。~健人~

第8章 8

自宅も、工場と同じように浸水にあったというのに、誰も文句も言わずに走り回っていた。

みんな、奥さんと子供たちを残して、家の片付けも任せて、会社のために走り回る。

少し、心が痛くなる。

「おい、坂下。オレ、シャンプー持ってきてるぞ」

「お?そうなのか?」

日本人スタッフ全員で外に出た。

「ここ、水道出るんじゃないか?」

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