テキストサイズ

キミが好き!

第5章 実は、僕は、、

「なんかよう?」



「僕は、明ちゃんと幼馴染みです。」



俺は、黙って話を聞いた。



「それで、昨日、キスもしました。」




俺は、なにがなんだかわからなくなった。


「は?キス?」



「はい。ファーストキスをもらいました。」



ファーストキスが、春彦なんて信じられなかった。



「お前、もしかして」



「はい。僕は明ちゃんの事を今でも好きです。」



ビックリした。状況がつかめてないからだ。



「だから、もう明ちゃんとはしゃべらないでもらえますか?」



「では。」



振り向いて春彦は、屋上から出ていこうとした。


俺は、春彦の腕を引っ張った。



「どういうことだよ!意味わかんねぇ!」



「だから、明ちゃんとは関わらないでほしい。それだけです。」



真顔で言われ、すごく頭にきた。



「ふざけるな!明は、絶対渡さねー!!」




「早徒さんも、明ちゃんが好きなんですか。」



「あぁ!そうだ。なにか悪いか。ぜってーまけねーからな。」



俺は、言ってやった。




春彦の腕を離すと、俺は、屋上を出た。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ