テキストサイズ

キミが好き!

第7章 やさしさってこれなんだ。

「なんで…わ…私ばかり…」



アカデミア公園のベンチに座った。




「あれ?明?」



そこには、桐島くんがいた。



「桐島くん!?」



涙を急いでふいた。


桐島くんは、弟と遊んであげてたみたいだった。


「陸空斗。向こうのサッカー場に行っててくれ!」



「うん!わかった!」



桐島くんは、私の横に座った。

「陸空斗って俺の弟。4つ下なんだ。」


「へぇ~!じゃあ12歳?」


「うんまぁな!!」



私は、いいなーと思った。私には兄弟がいないからすごく羨ましいのだ。




「なぁ、明。」



「ん?どうしたの?」



「お前さ、一人で悩むのやめたら?」



「え?」



いきなり言ってきた。



「一人で涙流したって、また苦しくなるだけだろ?なら、」



「…」



「俺になんでも言え!なんでも聞いてやるから!」


「桐島くん…」


「なんで悩んでるか知らないけど、自分は自分だろ。お前は、ロボットじゃない!だから、無理して表情作るな。」



なんか、はじめてそういうことを言われて嬉しかった。



「クスッ」



「なんか面白いこといった!?」



「うんうん!なんか、元気出た。ありがとう。」



「お前は、笑ってたほうが似合うから。」



「ありがとう。じゃあね!桐島くん!」



私は、鈴木をよんで家に帰った。



私は、結論を出した。
なんか、自信をもって言えそうだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ