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キミが好き!

第12章 ごめんなさい。

「ちょっと離して!よ!」

バシっ


やっと離れた。


「なんで、桐島優子が生んだ息子と一緒にいるのよ!!」




「え?どういうこと?」



どういう意味か、わからなかった。



「桐島くんのこと、知ってるの?!」



「ええ。桐島優子が、母親で、桐島重久が父親。中川財閥のひとつくらいが下よ。」



「ねぇ!なんで桐島くんの親は亡くなったの?教えて!!」



「自殺よ。母親は、飛び降り。父親は、踏み切り事故。」



「でも…理由は?死ぬ理由は?!」



「私が、言ってやったの。中川財閥の上に行くのは、百万年無理。死ぬほうが楽かもよ。ってね。」



母親がそんな人だったなんて、、


「じゃあ…まさか…お母様のせいで…亡くなったんじゃ…」



「そうかしら?」



「桐島くんが、親がいなくなってどんな気持ちか、わからないの!?」


なぜか、頭にきた。

いつも相談にのってくれてた大事な友達が、私の母親のせいで…


タッタッタッ!!


「明!どこに行くの!!」



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