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愛しの茉莉亜

第1章 出逢い

僕が茉莉亜に出逢ったのは、小さな繁華街の路地裏だった。


茉莉亜は涙が落ちるのを防ごうと夜空を見上げていた。


茉莉亜は青い胸元が大きく開いた、安っぽいドレスを着て高いヒールの靴を履いていた。


髪は長く緩やかなウェーブがあり、夜風に揺れていた。


濃いめの化粧の下から幼そうな愛らしい顔つきが見えたが
それは赤いルージュで隠されていた。


僕はアルバイトの帰り道でこの日は新しく買ったゲームがしたくて、抜け道を使おうと路地裏に入ったのだった。


茉莉亜は僕の存在に気づくと慌てて零れ落ちそうな涙を拭った。




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