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愛しの茉莉亜

第5章 綾

僕は我を忘れて夢中で茉莉亜を撮った。


カシャッカシャッ…


シャッターの音が鳴り続けると、


「優ちゃん、撮り過ぎ…」


茉莉亜の恥ずかしそうな顔がファインダー越しに見えた。


その写真を最後に、僕はカメラを置いて茉莉亜をそっと引き寄せた。

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