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愛しの茉莉亜

第6章 茉莉亜の不安

僕はそんな出来事があったのは知らなかった。


いつものように茉莉亜を喫茶店の裏口で待っていた。


仕事を終えて茉莉亜が出てくると、


「優ちゃん!」


と言って、突然僕の腕にしがみついた。


「どうした?」


「何でもない。早く帰ろ」


そう言うと僕の腕にしっかりと絡めたまま歩き出した。



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