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愛しの茉莉亜

第7章 茉莉亜との夏

あの日以来、茉莉亜から激しく僕を求める事はなかった。


ただ穏やかに時間は過ぎていった。


夏休みに入り、茉莉亜は一人で二つ先の駅の喫茶店まで通った。


僕はアパート近くのファミレスで日中から働いていた。


僕には計画があった。


茉莉亜と海に行きたかった。


その旅費を稼ぐ為に頑張って働いていた。

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