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愛しの茉莉亜

第10章 突然の別れ

退院したのは三日後だった。


アパートに戻るとあの日のままだった。


茉莉亜が帰宅した形跡はない。


あれから電話してもメールしても返事はなかった。


バイト先にも連絡したが辞めた後だった。


茉莉亜のいない部屋はガラーンとしていて広く感じた。


僕はベッドに寝ころんだ。


独りなんだと実感した。


茉莉亜…茉莉亜…茉莉亜…


僕の頭の中は茉莉亜でいっぱいだった。



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