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愛しの茉莉亜

第12章 最愛の人

無情にも時間だけは過ぎてゆく。


まるで茉莉亜とは出逢っていなかったように、平凡な日々は過ぎていった。


綾が時折話しかけてくる事はあったが、あれ以来誘ってくる事はなかった。


多分、綾も後悔しているのだろう。


あっという間に夏休みになり、僕ら四年生には就職活動が本格的になってきた。

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