熱血指導、実行中
第8章 秘密の関係
直人「…」
信二「えっと何だっけ?あぁそっか、俺
といつきが兄弟って証拠だよね」
直人「…うんっ」
信二「証拠って言うか子供の頃の写真が
あるから見せてあげるよ」
直人「…もういい」
信二「直人?」
直人「もういいから…俺帰る…」
信二「いいってなんだよ、気になったか
ら来たんだろう?」
直人「…」
信二「何で帰るんだよ?」
直人「…それは」
理由なんて言えなかった
直人自身、何故そんな事を言い出したの
かわからず
わかっていたのは
信二と一緒に写る矢部シンヤ
二人の仲よさ気な写真を見ていると胸が
キュッと
痛くなった
直人「…」
信二「直人?」
直人「彼に…彼に似てたから…」
信二「は?」
直人「俺が、俺が自殺した彼に似てたか
ら…だからキスしたり…」
信二「最初はね」
直人「!!」