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直人「…」

信二「大丈夫か？」

直人「…大丈夫…なわけないだろう！！
何が優しくするだよ…」

信二「あんまりにも直人が可愛かったか
ら」

直人「…可愛い言うな」

信二「ごめん」

直人「ったく…お前のせいで腰は痛いし
なんか…腹も痛いし最悪だよ…」

信二「何事も経験だよ」

直人「こんな経験、二度と嫌だね」

信二「そう言うなって、いつきに会って
いつきと共演する為だよ」

直人「うっ…」


こんな経験
もう二度としたくない
だけど憧れのいつきの名前を出されると
何も言えなかった
人気俳優になっても役によっては
あんな事やそんな事など、やらなければ
いけないわけで…


直人「…」

信二「じゃあ俺、そろそろ帰るわ」

直人「さっさと帰れ」

信二「直人」

直人「あぁ！？」

信二「お前なら出来る、だから最後まで
頑張れよ」

直人「信二…」

信二「自分を信じろ」

直人「…ありがとう！！」