運命の誘惑
第8章 ムカつく
「汐生って愛結だけは“寺島”のまんまなんだね?」
元ちゃんの脚の上にドカッと座って不思議そうに岡田を見る好美。
元ちゃんは好美の突然の行動に見事に顔が真っ赤っ赤。
「好美‥重い」
「煩い。黙れ」
精一杯の抵抗をしたんだろう。
けど、好美の一言で終了。
その後、暫く無言で好美の椅子と化した真っ赤な元ちゃんが可笑しくて仕方がなかった。
「私や元ちゃんの事は名前なのに愛結って呼ばないの?」
「うん。呼ばない。‥・今は。」
そう言ってチラッと私を見てニヤッと口角を上げて笑う岡田。
はぁああ?
“今は”の意味が分かんない。
ずっと寺島って呼んでろし。
「愛結も汐生って呼ばないね?」
「うん。呼ばないよ。ずっっとね」
頬杖付いてこっち見てる岡田にフンとして言ってやると、身体を起こして口パクパクさせながら怒ってたようだけど知らん顔してやった。
元ちゃんの脚の上にドカッと座って不思議そうに岡田を見る好美。
元ちゃんは好美の突然の行動に見事に顔が真っ赤っ赤。
「好美‥重い」
「煩い。黙れ」
精一杯の抵抗をしたんだろう。
けど、好美の一言で終了。
その後、暫く無言で好美の椅子と化した真っ赤な元ちゃんが可笑しくて仕方がなかった。
「私や元ちゃんの事は名前なのに愛結って呼ばないの?」
「うん。呼ばない。‥・今は。」
そう言ってチラッと私を見てニヤッと口角を上げて笑う岡田。
はぁああ?
“今は”の意味が分かんない。
ずっと寺島って呼んでろし。
「愛結も汐生って呼ばないね?」
「うん。呼ばないよ。ずっっとね」
頬杖付いてこっち見てる岡田にフンとして言ってやると、身体を起こして口パクパクさせながら怒ってたようだけど知らん顔してやった。