運命の誘惑
第10章 曇り空 汐生side
「何で笑ってんの!?」
トマトもビックリなくらい真っ赤にして怒られても全然怖くないんですけど?
「だから、寺島が可愛いからでしょ?
だから笑ってんの。決まってんじゃん?」
「可愛かったら笑うわけ?」
「俺は笑わないけど、他の人は笑うんじゃね?」
「俺は笑わない‥‥って。
じゃぁやっぱり笑った意味違うんじゃんっ!!!」
ムキ―――ッ!!!
て怒る姿が猿山のボス猿みたいに見えて。
それが更に可愛さをアップさせて、堪らなくなる。
「嘘だって。寺島は可愛いよ」
真っ赤になってる寺島の顔を覗き込むと、そこにはいつもの強気な彼女の姿はどこにもなくて。
恥ずかしそうに目を晒して反論しない彼女が居て。
ますます堪らなくなる。
トマトもビックリなくらい真っ赤にして怒られても全然怖くないんですけど?
「だから、寺島が可愛いからでしょ?
だから笑ってんの。決まってんじゃん?」
「可愛かったら笑うわけ?」
「俺は笑わないけど、他の人は笑うんじゃね?」
「俺は笑わない‥‥って。
じゃぁやっぱり笑った意味違うんじゃんっ!!!」
ムキ―――ッ!!!
て怒る姿が猿山のボス猿みたいに見えて。
それが更に可愛さをアップさせて、堪らなくなる。
「嘘だって。寺島は可愛いよ」
真っ赤になってる寺島の顔を覗き込むと、そこにはいつもの強気な彼女の姿はどこにもなくて。
恥ずかしそうに目を晒して反論しない彼女が居て。
ますます堪らなくなる。