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運命の誘惑

第11章 岡田マンの攻撃

するとその瞬間。



握り締めた手をふわりと岡田の大きな掌で優しく包まれ

優しい温もりで力を入れてた手もフッと力が抜ける。




「寺島はさぁ」



岡田の声で岡田を見上げると、そこにはとても優しい笑みを浮かべた彼の顔があって。


とても優しい笑顔に思わず胸がドキッと跳ねる。




「お助け岡田マンがついてるんだから大丈夫!」


「はっ?」


「どんな闇があっても必ず俺が光へ導いてみせるから。


だから寺島は今のままでいいんだよ」




そう言ってニコリと笑みを浮かべ





「何も考えずそのままで居ればいい。
自分の思う心のままに居ればいい。
俺が頑張るから。

俺が全てのモノから寺島を守るから」





親指を立てた手を私の目の前に突き出した。



















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