運命の誘惑
第12章 まさかの・・・
数学を抜け出した私と岡田が向かう先は医務室。
――――んなワケない。
「やっぱこっから見る空は綺麗だなー!」
私と岡田は当たり前のように屋上へ。
岡田は空を見上げ、両手を広げて思いっきり空気を吸い込んでる風。
「なっ?」
クルッと振り向いて微笑する岡田が太陽の光に反射してるせいか、一瞬だけカッコよく見えてドキッと心が跳ねる。
「す、数学好きな癖に良かったわけ?」
ドキッとしたのを誤魔化すように岡田に言葉を投げる。
「数学は好きだから授業受けていたかったけど‥‥」
「だったら受けてれば良かったじゃん。」
何言ってんの?的な呆れた顔と声を岡田に向ける。
私としては嫌いな授業だったから連れ出して貰えて助かってるけど‥。
「寺島が“嫌い”って連呼するからでしょーが」
岡田は屋上の手摺に寄り縋って
両手をズボンのポケットに突っこんでムスッとした顔で私を見た。
――――んなワケない。
「やっぱこっから見る空は綺麗だなー!」
私と岡田は当たり前のように屋上へ。
岡田は空を見上げ、両手を広げて思いっきり空気を吸い込んでる風。
「なっ?」
クルッと振り向いて微笑する岡田が太陽の光に反射してるせいか、一瞬だけカッコよく見えてドキッと心が跳ねる。
「す、数学好きな癖に良かったわけ?」
ドキッとしたのを誤魔化すように岡田に言葉を投げる。
「数学は好きだから授業受けていたかったけど‥‥」
「だったら受けてれば良かったじゃん。」
何言ってんの?的な呆れた顔と声を岡田に向ける。
私としては嫌いな授業だったから連れ出して貰えて助かってるけど‥。
「寺島が“嫌い”って連呼するからでしょーが」
岡田は屋上の手摺に寄り縋って
両手をズボンのポケットに突っこんでムスッとした顔で私を見た。