テキストサイズ

運命の誘惑

第13章 秘密 *汐生side*

「はっ!?バ‥バカって言い過ぎっ!!

それにバカって言うのあんただけだしっ!!」



「バカだからバカって言っただけじゃん。

そもそも自分1番の魅力なんて自分で気付くもんじゃないっしょー」



まぁ、中には自分の魅力を最大の武器にしてる女も居るけど。

寺島はそんな女じゃない。

どれだけ自分が魅力があるかなんて事、分かってない。



‥いや、違う。



今は、分かろうとしてない。



「‥じゃぁ、私の魅力って何よ」



そんな寺島に



「教えるわけないじゃん♪」



「はっ!?な、何でよ!」




簡単に教えてたまるかっつーの。




「秘密♪」





俺が惚れた理由なんて、


今の寺島には教えてやんない。









ストーリーメニュー

TOPTOPへ