運命の誘惑
第15章 隣りのクラスの転校生
元ちゃんと好美が教室から出て行く後ろ姿をボーッと見てたら
「寺島さん?」
ふいに後ろから声を掛けられて。
振り返ると、岡田の腕にまるで抱っこちゃん人形のようにくっついてる“奈菜ちゃん”って人がふわふわとした笑顔で私を見てて。
「汐生君との席、離していい?」
「え?」
「だって、この席だけくっついてるの変でしょ?」
彼女は岡田の腕から離れて、机の端を持って
「いいよね?寺島さん♪」
ニッコリとした笑顔で聞いて来た言葉にモヤっとしたモノが心に芽生える。
「どうぞ?」
彼女から視線を反らして、一言だけ返した。
「寺島、お前‥「汐生君!資料室一緒に行こー!」
「え‥、あ、あぁ‥‥」
岡田は私に何か言い掛けたけど抱っこちゃん奈菜に遮られて、
「寺島、後で話あるから」
「私は別にないけど。」
「ほら、汐生君早く!」
奈菜に引き摺られるような形で教室から出て行った。
そんな2人の後ろ姿をチラッと見ながら心の中がモヤモヤ。
モヤモヤモヤモヤモヤモヤ‥‥。
その後も休憩という休憩殆ど抱っこちゃんが来てて。
1時限目、2限目くらいまでは岡田も授業中何かと話し掛けて来たけど、
モヤモヤ状態の私はどうも岡田と話なんかしたくなくて。
てか、話をする気にどうもなれなくて。
私は岡田とこの日これ以上会話を交わす事はなかった。
「寺島さん?」
ふいに後ろから声を掛けられて。
振り返ると、岡田の腕にまるで抱っこちゃん人形のようにくっついてる“奈菜ちゃん”って人がふわふわとした笑顔で私を見てて。
「汐生君との席、離していい?」
「え?」
「だって、この席だけくっついてるの変でしょ?」
彼女は岡田の腕から離れて、机の端を持って
「いいよね?寺島さん♪」
ニッコリとした笑顔で聞いて来た言葉にモヤっとしたモノが心に芽生える。
「どうぞ?」
彼女から視線を反らして、一言だけ返した。
「寺島、お前‥「汐生君!資料室一緒に行こー!」
「え‥、あ、あぁ‥‥」
岡田は私に何か言い掛けたけど抱っこちゃん奈菜に遮られて、
「寺島、後で話あるから」
「私は別にないけど。」
「ほら、汐生君早く!」
奈菜に引き摺られるような形で教室から出て行った。
そんな2人の後ろ姿をチラッと見ながら心の中がモヤモヤ。
モヤモヤモヤモヤモヤモヤ‥‥。
その後も休憩という休憩殆ど抱っこちゃんが来てて。
1時限目、2限目くらいまでは岡田も授業中何かと話し掛けて来たけど、
モヤモヤ状態の私はどうも岡田と話なんかしたくなくて。
てか、話をする気にどうもなれなくて。
私は岡田とこの日これ以上会話を交わす事はなかった。