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運命の誘惑

第16章 微動

一緒に居ると時間は早いし。

てか岡田が色々煩いから時間がすぐ経ったちゃうのかもしんないけど‥。

ふとした瞬間に思い出すし。

てか、メールが来るからかもしんないけど‥。

自然な笑顔で居られるっちゃー居られる。

話も真剣に聞いてくれるし。

代わり‥・あの口煩い代わりは居ないだろうなぁ~‥。



って。



‥‥あれぇ?今ので何個?




う~ん‥‥




‥‥ダメだ。酔いが余計回って眠くなってきた‥。



考えるフリしながらそっと目を閉じる。




あぁ~‥頭使い過ぎてフワフワフワフワ‥‥

気持ちいぃ‥‥




‥あ、そうだった。
好美に何個か言わなきゃいけないんだった‥。



えっと‥‥



「岡田‥5個かなぁ~‥‥全部かなぁ‥‥・」


「え?‥愛結?」



消え行く意識の中、ボソッと呟いて、そのまフワフワと意識を手離した。




そのすぐ後で好美と元ちゃんが優しく微笑んで



「愛結、3個以上当て嵌まる人は“大切な人”なんだって」




私の耳元で囁いた声は私には届かなかった。















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