テキストサイズ

運命の誘惑

第17章 微動  *汐生side*

次の日。



いつものように寺島を正門で待つ俺に


「おはよー♪汐生君ッ!」


ニッコリ挨拶してきた奈菜。


「おぅ!」


俺も軽く挨拶。




「寺島さん待ってるの?」


「え?あぁ。」



昨日、何だかんだ話してたらすっかり時間が経ってしまってて。

教室に戻ると寺島はもう居なかった。

その後家族から連絡来たりとバタバタしてて寺島に連絡出来たのは朝の


“おはよう”。



だからかな。



無性に寺島に会いたい。




俺は寺島が来る方向に“まだかな?”風に目を細めて見る。




「じゃぁ、私も一緒に待ってよーッと♪」


「えっ!?」












ストーリーメニュー

TOPTOPへ