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運命の誘惑

第21章 歪愛 *汐生side*

‥…‥‥気のせいか‥・・?





今‥寺島の声がしたような‥‥





“岡田ぁッ”





‥いや。気のせいじゃない。


寺島は呼んだんだ。俺の事‥!!





――途端。

今まで抱いてた嫌な予感が背筋を冷たく流れた。





‥・・ヤバイ!!







とにかく前へ前へと足を速め、ようやく奈菜と寺島の姿が視界に入り込んだ時






「あんたなんか、消えてしまえばいい」






奈菜の冷たく言い放った。


と、同時に寺島が反対側の川方面へとドンッと押され、

寺島は体勢を崩し今にも下へと落ちそうな体勢になっていた。






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