テキストサイズ

運命の誘惑

第22章 葛藤

それに―――。


好きな人を亡くした哀しみは私が良く分かる。

苦しい

哀しい

辛い

そんな言葉じゃ表現出来ない程の苦しみ。

それが痛い程私には分かる。



‥もし、私が奈菜の立場だったら?



そう考えると奈菜のしたことも理解出来る自分がどこか居て。



だから



「もういいよ。何もなかったんだし‥。

だからもうお互いこの事は忘れよ?


元ちゃんも好美も、そして岡田もこの事は今から忘れよう!」





そんな私に元ちゃんと好美は呆れ顔。



岡田はふわりと優しい笑顔で笑ってた。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ