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運命の誘惑

第22章 葛藤

「ほい!家に到着ぅ♪」


「‥‥‥‥」



何で遠足で山登りしたのにこんなテンション高く行けるんだ‥この人。

同じ生き物だと思えないんですけど。



余りの岡田の元気さに呆れる私の頭に岡田は軽く手を乗せて



「今日は色々あったんだから。

ゆっくり休め?」




そう言って頭を優しく撫でてニッコリ笑う岡田に



トクン‥・



心が跳ねる。




岡田が“じゃぁな”と言って自分の家方向に歩き出そうとしたけど、1つ大切な事をちゃんと伝えれてない事に気付いた私は




「岡田!待って!!」


「ぐえぇっ!!」




岡田の襟元を思いっきり引っ張って動きを阻止した。






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