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運命の誘惑

第23章 月命日の夜

「なぁ、マジで1人で帰んの?」


相変わらず気に入らないような顔してしてる岡田に苦笑しながら言葉を返す。


「うん。ごめんね?」



だけど、岡田はしかめっ面からパッとニッコリ顔に変わって私の頭に手を乗せて



「いや。気をつけるんだぞ?」



子供に言うお父さんみたいに頭をポンポンした。


好美と元ちゃんは当然、今日が何の日か知ってるし私が行く先をしてるから



「愛結ー宜しく伝えておいて!」


「俺もー!俺は元気だって伝えててー♪」


「りょ!」



好美と元ちゃんの伝言をしっかりと預かって




「じゃぁねー!」




3人に手を振って教室を後にした。





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