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運命の誘惑

第24章 月命日と夜光虫と・・

背後から声と共にギュッと力強く抱き締められて。

潮風と共に岡田の香り‥サムライが鼻を掠めて。




ドクンドクンドクンドクン‥‥‥




心臓が激しく震える。





「な‥‥・んで‥・・?」




想定してなかった出来事に心臓だけじゃなく声まで震える。



帰ったんじゃないの‥‥?



戸惑いと動揺で完全フリーズ状態の私の肩に岡田は顔を軽く埋めて、

時折生温い潮風と共に揺れる前髪で頬を撫でる。





「ごめん。」






‥え




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