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運命の誘惑

第25章 月命日と夜光虫と・・2

その言葉を境に私と岡田はちょっとだけ小さく変化。



本当に本当に小さな事だけど‥・


私にとっては大きな変化の第1段だ。



岡田は私の手を掴んでた手の指と指の間を自分の指をスッと滑らせてギュッと私の手を握る。




所謂、THE 恋人繋ぎ



今まで何度か手を繋ぐ事はあっても普通の所謂、お手て繋ぎ。


それがつい数秒前から、恋人繋ぎ。



お互い、それに何も触れる事なくただ今この空間を感じるように静かに夜光虫輝く海を眺めた。






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