テキストサイズ

運命の誘惑

第27章 実行委員

大会があるとどんなに忙しくても応援に来てくれてた恭。


『愛結の走り、マジで好きだわ』


口癖のように言ってた。


だから、


恭がそう言ってくれるから私は走る事がもっともっと楽しくなったし厳しい部活も恭のお陰で楽しく頑張れた。




――――でも‥‥





私が走ったから・‥恭は‥‥‥





そう思うと走る事が怖くなってしまって‥


それ以来走る事は止めた私。


走るとどうしてもあの喧嘩の日の事を思い出してしまって‥・・



だから恭と喧嘩した日以来走ってない。



恭と陸上の思い出を思い出しながら歩いてると





「なぁ、愛結は汐生の事が好き?」



「へ?!」




突然元ちゃんからの質問。


その質問が余りに想定外で思わず声が上擦る。








ストーリーメニュー

TOPTOPへ