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運命の誘惑

第39章 光

岡田と手は繋いだまま、少しの間2人静かに海を眺めた。




サワサワと優しく吹き付ける風に揺れる木々の音。


ここに来る時よりも太陽の光が強いせいか、

キラキラ…というよりはギラギラの表現が正しいかな

と思うような光を海面は帯びてて思わず眩しさに目を細めてしまう。


近くのテトラポット付近では数羽の海鳥が仲良く鳴きながら飛んでる様が見れて、その光景が何だか微笑ましくて顔が自然と綻ぶ。


この辺りの海は波が結構荒いと言われてたりする場所だったりするけど


今日は凄く穏やかでまるで




私の心と同じだな…





なんて。






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