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運命の誘惑

第6章 突然のカミングアウト

「岡田ぁ、愛結今医務室から戻って来たばっかなんだー。

だから後で「すぐ終わるから」



せっかく間に入ってくれた好美の言葉を岡田は遮って



「寺島さん、ちょっといい?」


「え?!ちょ、ちょっと!??」



岡田は容赦なく私の腕を掴んでズルズルとまた渡り廊下へと連れ出す。



いやいやいやいや。


“いい?”って聞いた癖に私の返事は待たないわけ?!!


拒否権ナシか!



岡田に引っ張られる腕を振り払おうとするにも力が結構入ってるのか振り払う事も出来ず。



結局。

渡り廊下へ再度立つ事となった私は苛々。





「何っ!!」





渡り廊下へ着いた瞬間、岡田に掴まれてた腕をブンッと振り払う。








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