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運命の誘惑

第41章 番外編

いつものように恭のお墓にそっと触れると、

冬だというのにやっぱり恭のお墓は温かくて。



今日も懐かしい温もりが健在だった。



その温もりが指先から伝って、私の心をもほんわかと温めてくれるこの瞬間が堪らなく好き。



恭の温もりを微笑しながら堪能してる私にフッと笑って、今度は岡田が




「恭!新しい俺達の家族を連れて来たぞ」




恭に話かけた。



「ほら、すげーだろ?!


先生が内診で言った通り!


すっげー元気な“男の子”!!」




岡田の言葉に合わせて、気持ち良さそうに眠ってる我が子を恭のお墓に向ける。




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