テキストサイズ

男子 × __

第8章 一緒に−−

**



柚鈴お手製のご飯を食べている





なんとなく重苦しい雰囲気だ―…






沈黙を破ったのは、




柚鈴。







柚鈴『…あのさ、突然…なんだけど…今日、一緒に死のう…?』







楓『!』






いつかいつか来るとは思ってた





死ななきゃって。





でも、どうして
どうしてこんな突然に…?





楓『どうして、そんなに突然なの…?』







柚鈴『妹が…家に来るって…』





……!!








柚鈴『楓との生活を邪魔されたくないだから…どうしても…』





楓『うん…、』






柚鈴の手を握る





ちゃんと血の通った暖かい手





白くて細いけど"まだ"ちゃんと生きている






柚鈴『…!?』





楓『一緒に…逝こう…?』








柚鈴『…うんっ!!』








椅子を蹴飛ばし私に抱きついてくる柚鈴。






これでいいんだ、これで−−



ストーリーメニュー

TOPTOPへ