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男子 × __

第2章  表の顔

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「ねぇ、楓ちゃん!! 穢!! 枢!!」




穢「んー…」



枢「どした??」



楓『……』



「Bクラスの柚鈴くん!! 」




穢「…」



枢「あの…優等生くん…?」



「私も知ってるー!! でも、あの人、優等生じゃないんでしょー…」








枢「なにそれ? まさかまさかの殺人鬼?!」





枢が笑いを込めた声で言う。



聞いてないわけではないのだ、ミーハーに返事をしたくないだけ。





「そんなもんじゃないってよー?!」








「あー、なんか変な道具、鞄に入れてたり血を舐めてるとか変な噂絶えないよね、あの人。」





………1年B組 珠風 柚鈴…か。







枢「えー…なにそれ、笑」





穢「…っ。」






穢の様子が…おかしい…?






声をかけようとした瞬間、"きゃぁぁぁぁ!!!!!"と甲高い声が聴こえる。




どうやら隣クラスでなにか起きたようだ―…

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