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男子 × __

第25章 こんなこと。

*


その子の家を知っていたためすぐに走り出す


裸足なのも気にしないで



走って走って




游「…はっ…ぁ、いた…!」



一人で歩く男の影




それに思いっきり抱きつく






椋羽「っ…游!?」





驚いている椋羽先輩を無視して先輩が持っていたカバンをあけると

注射器 ナイフ 銃 私が知らないような武器というか凶器




本当に止めてよかった、




游「んで、こんなことするの…」




椋羽「だって、俺らが話すの邪魔したから

離したから 俺らのことを離して游のことを連れていったから」



游「これ、犯罪だよ!?」




椋羽「わかってるよ? でも、俺ね、游の為なら何年刑務所に入ってもいいよ」


游「で、でも」



椋羽「俺ね、おかしいの。わかってるの、でも止められないの…

こんな性分だからみんな離れていっちゃうの…」



泣きながらぎゅうっと抱きしめてくる椋羽先輩



なぜか愛おしいと思えてくる

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