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狂愛彼氏。

第3章 学校で…



―キーンコーンカーンコーン。


2時間目の授業を終えた私は
グッタリし、肩で息をしていた。
朝から調子は絶不調。

熱っぽい身体からは
おかしな汗がうっすらと滲んで
Yシャツを湿らせていた。


「綾、あんた帰りなよ。」


結愛は呆れたような目で
私を見つめる。


「い、嫌だあ…。」


私にはどうしても帰りたくない
理由があるのだ。

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