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従わない奴隷

第7章 30代、レイコ

行先は
俺がバイトしている

ダーツやビリヤードが
できるバーだ


「うい~~~っす」



「なんだよライキ
暇なら働けっ」



いきなり
マスターに睨まれる俺



「働かないかわりに
いい女連れてきました」



「わっ
すっげー美人じゃん

どーぞどーぞ
いらっしゃいませ」



レイコと
カウンターに座り
勝手にビールを頼んだ



店の中は
とにかくごちゃごちゃと
人が多くて

ガンガン
音楽もなってて
うるさい



レイコは


あっけに
とられているようだった



「おう、ライキ
いい女連れてんじゃん

はじめまして~

どっから来たの?」



既に酔っぱらいの仲間が
次々に
レイコに話しかける



「なぁ、ライキの女か?」



「ちげーよ、人妻~~」



「マジか、エッロ~~」



「なんかつまんねーらしいから
遊んでやってくれよ」



「よろこんで~~

で、名前、なんつーの?」



「・・・レイコ・・」



レイコは
俺の顔をチラチラと
見ながら
自分の名前を口にした



「おうおう
レイコっちな
俺、サトルよろしくな

んじゃ、あっち行こうぜ
ダーツやったことある?

・・・・・・
・・・・」




レイコは
サトルたちに
ひっきりなしに
話しかけられ

手をひかれて
連れていかれ

あっという間に

いつの間にか

ダーツをやっていた(笑)

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