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従わない奴隷

第9章 ユウリと姉貴の店

ちょこんと
助手席に座ったユウリは

やや緊張ぎみで

また
膝の上で
手をぎゅ~っと
やっていた



「なぁユウリ」



「は、はい」



「オシャレとか・・
興味ねぇのか?」



ユウリは
いつも地味にしているが
部屋には
ファッション雑誌が
何冊かあるのを
俺は見ていた



「そう言うわけでは・・」




「わざと・・

そんなしてんの?」




「えっ・・・・」




「や、なんかさ

違ってるかもしんねーけど
わざと目立たないように
してるような
気がしたんだよ」



今日
コーヒーを飲みながら
考えていたことは
そんなことだった


前から気になってたんだ






「・・・オシャレ・・・

しなくなったら


できなくなっちゃったんです

恥ずかしくなっちゃって・・」






「しなく・・なった?」






「・・・はい・・」

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