従わない奴隷
第9章 ユウリと姉貴の店
小さな席に
向かい合わせで座ると
ユウリは
コーヒーも
飲まずに
うつむいていた
「コーヒー・・嫌いか?」
「いえ・・」
「・・・」
「なんだか
恥ずかしいです」
「え?」
「自分じゃ・・
ないみたいで」
「あ~・・」
化粧のこと
言ってるんだと思った
「もう
化粧した顔
ばっちし見たから
今更恥ずかしがっても
遅いぞ?」
「えっ・・」
そう言って
ユウリは
両手で顔を隠した
「もう見たから
隠すなよ
せっかく・・・」
かわいいのに
とは
言えず
「上手く化粧できてんのに」
って言ってしまった
ウソではなかった
姉貴は
ユウリに似合うように
ナチュラルで
控え目なメイクを
していた
「ほんとに?」
「あぁ、さすが姉貴だ」
「そ、そうですよね
お姉さんがしてくれた
お手本だから・・」
そう言いながら
ユウリは
ゆっくりと
両手を下げて
コーヒーカップを
両手で握った
かわいいとは
言ってないのに
ユウリは満足そうな
表情で
コーヒーを飲んだ
「ライキさん・・」
「ん?」
「コーヒー・・・
好きなんですね」
「え?なんで?」
「今日
迎えに来てくれた時も
コーヒー
飲んでから
来ませんでしたか?」
「あ、あぁ飲んでから行った」
「車に乗った瞬間に
コーヒーの
香りがしました」
「そうか?」
「はい。
好きなんですか?」
「そう・・・だな」
「じゃあ・・・
コーヒーを・・・
買っておきます
ライキさんが
部屋に来たとき・・」
「いい」
「え?」
「いいんだ
いつもの・・いつもので」
「でも・・・」
「あれは
お前んちでしか
飲めねぇから」
「・・・・はい」
向かい合わせで座ると
ユウリは
コーヒーも
飲まずに
うつむいていた
「コーヒー・・嫌いか?」
「いえ・・」
「・・・」
「なんだか
恥ずかしいです」
「え?」
「自分じゃ・・
ないみたいで」
「あ~・・」
化粧のこと
言ってるんだと思った
「もう
化粧した顔
ばっちし見たから
今更恥ずかしがっても
遅いぞ?」
「えっ・・」
そう言って
ユウリは
両手で顔を隠した
「もう見たから
隠すなよ
せっかく・・・」
かわいいのに
とは
言えず
「上手く化粧できてんのに」
って言ってしまった
ウソではなかった
姉貴は
ユウリに似合うように
ナチュラルで
控え目なメイクを
していた
「ほんとに?」
「あぁ、さすが姉貴だ」
「そ、そうですよね
お姉さんがしてくれた
お手本だから・・」
そう言いながら
ユウリは
ゆっくりと
両手を下げて
コーヒーカップを
両手で握った
かわいいとは
言ってないのに
ユウリは満足そうな
表情で
コーヒーを飲んだ
「ライキさん・・」
「ん?」
「コーヒー・・・
好きなんですね」
「え?なんで?」
「今日
迎えに来てくれた時も
コーヒー
飲んでから
来ませんでしたか?」
「あ、あぁ飲んでから行った」
「車に乗った瞬間に
コーヒーの
香りがしました」
「そうか?」
「はい。
好きなんですか?」
「そう・・・だな」
「じゃあ・・・
コーヒーを・・・
買っておきます
ライキさんが
部屋に来たとき・・」
「いい」
「え?」
「いいんだ
いつもの・・いつもので」
「でも・・・」
「あれは
お前んちでしか
飲めねぇから」
「・・・・はい」