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従わない奴隷

第10章 20代、ミキ


長い足を組んで

ゆるく
大きく巻かれた
長い髪を揺らせて

ミキは
俺の目を見た



それから
ちょっと口角を上げて
笑った


テーブルの上に
両肘をついて
その両手を軽く組み合わせ
その手の上に

ちょこんと
綺麗にとがった
顎をのせて

甘えるように
こう言った




「一杯だけ
コーヒー
付き合ってくれる?」



さっきは
俺のことを

「あんた」

呼ばわりして
偉そうだったミキは

急に
甘えるような仕草をみせた




たまんね~なぁ、おい


こんな
女とセックスできたら・・・



と、つい
思ってしまうほど



魔性のにおいがした

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