テキストサイズ

従わない奴隷

第17章 ユウリ、ごめんな

2人の
沈黙は

長く




俺は

手に汗を
かいていた





次の言葉を




必死で
探していた




その時








”馬鹿!

何やってんのよ!


ちゃんと
あたしに話したみたいに
説明しなさいよ!


なんで
奴隷なんかやってたのか


なんで

なかなか



告白できなかったのか



あんたは
心、隠しすぎだって
言ったじゃない!



馬鹿!!”








レイコの

声が





聞こえた。






それと同時に
ユウリを
振り向かせ



ユウリの
手を握った




ユウリは


思った通り
泣いていたけど




俺は

ユウリの
その瞳から

目を離さず




じっと
見つめたまま








話しを

はじめた






ストーリーメニュー

TOPTOPへ