従わない奴隷
第20章 小さなベット
ユウリ…
なんか
それが聞けただけで
なんにも
いらねー
とか
思うほど
ほんと
安心して
目を閉じて
ユウリの髪に
顔を埋めた
「気持ちよくて
寝ちゃいそーだ(笑)」
「…わたしも……」
「寝ちゃうか?」
「……だめ…です」
「…そーだな」
「あの…
ライキさんは
明日早いから
寝てて下さい
私
お風呂入ってきますから
このままじゃ
ほんとに
寝ちゃう…」
ひとりに
なっちゃうじゃねーか
「…やだ」
「え…」
「なんでもねぇ…」
「じゃあ…わたし…」
あ……
ユウリの手が
俺の背中から
いなくなった…