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従わない奴隷

第20章 小さなベット

もう…朝か…



ユウリのかけた
アラームが鳴り

俺は
ぼんやりと
目が覚めた


でも俺は
目を開けられないまま


ユウリを探る


小さなベッドで
見失うはずもない
あったかいユウリは
すぐに見つかり


俺は

ユウリを

胸の中に

包みこんだ。




すごく小さな声で



ぁ…


っ…



と、戸惑うユウリの声を
聞きながら


しばらく
最高の目覚めを
楽しむ



それから

「向こう…むいて、ユウリ」

と、声をかける。




もぞもぞと
俺に背中を向けたユウリを

背中から抱きしめ




俺は


少し










腰をひいた。




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