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従わない奴隷

第21章 同じ気持ち

Side ライキ




カウンターの中で

煙草を吸ってる
マスターに
俺は声をかけた



「あの・・・」




「なんだぁ?」




「今度の土曜

ちょっとだけ
早く上がりたいんですけど・・」





「はぁ?

土曜だとぉ?!!」






「あぁ・・・はい

土曜に」






「そんなもん無理にきまっ・・」






「マスター
ごめんなさぁ~い

あたしがね
ライキに頼んだのよ

ちょっと
付き合って欲しいこと
あって。


だめぇ~?」







「あ・・

レイコさんの
お願いじゃぁ


仕方ねぇ・・なぁ・・」






「ありがとっマスター

今度は
ライキじゃなくて

マスターに
お願いしちゃおっかなぁ・・」






「え?

なんすかなんすか

付き合うって
どんなことっすかぁ~~」





レイコの真正面に
移動してきたマスターは

レイコに
人差し指で
煙草を吸う指を
そっとなぞられると

鼻の下をのばして
レイコに
かぶりつきで
会話をはじめた





そして
レイコは


マスターに
見えないように
俺に手で合図を送った






あっちいって
メールしなさい





ってな。

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