従わない奴隷
第4章 ユウリ、再び
「もしもぉ~し」
「あ、あの・・・
ライキさんの携帯でしょうか」
「はいそーですけど
どちらさん?」
「あっはい、あの
先日お世話になった
・・・ユウリです」
っ・・・
「あ、あの、もしもし・・」
もう一度
会いてぇと思った
ユウリからの電話だった
ユウリだと
分かった瞬間
ちょっとした
衝撃が
カラダを走った
けど
「あ、あぁユウリか
どした~?」
と、冷静に答える
「あの・・・い、今
今大丈夫ですか?
ちょっと相談
したいことがあって・・」
「あ~・・家?」
「え?」
「今、家かって聞いてんの」
「いえ・・・」
「んじゃ、どこだよ」
「居酒屋さん・・・です」
「はぁ?」